kabuの簡単なプロフィールについて
僕の経歴を簡単にご紹介します。
<kabuの経歴>
1987年東京生まれ。
国立の法科大学院を卒業後、司法試験を受験しましたが不合格。
30歳になったことをきっかけに司法試験を断念し、就職。
正社員派遣として事務職を3年間経験した後、
ECサイト運営会社、メーカー企業で法務業務を担当。
大学・大学院で法律を勉強した後、司法試験を受験しました。
司法試験は3度受験しましたが、いずれも不合格で、諦めて就職。
その後、2回の転職を経て、メーカー企業で法務部で働いています。
2回の転職は300万円→370万円→540万円と給料を上げることができて、
いずれも給料面では転職に成功しました。
30歳にして社会人経験無しでも就職はできる
僕は大学に入るのに1浪し、大学は留年したので5年かけて卒業しました。
さらにさらに、大学院に入るのに1年浪人したので、
大学院に入ったのは25歳のときです。
法科大学院も1年浪人したのに未修コースだったので、
卒業したときには既に28歳。
大学の同期は既にM&Aを成功させたとか、新規プロジェクトとか、昇進とか、
そんな話をしていましたが、僕はようやく大学院を卒業したばかり。
その3年後、僕は司法試験に落ち続けて就職したのですが、
既に30歳を迎えていました。
もう数ヶ月もしたら31歳になる・・・。
そんなときに、僕は就職活動を始めました。
社会人経験の無い30歳なんて、
普通に考えたらまともに就職なんてできないと思うかもしれません。
僕も当時、
「司法試験に合格できなかったら人生終わる」
なんて真剣に思っていました。
けど、実際にはそんなことはないんですよね。
就職活動を始めて1ヶ月後、内定をもらって就職先が決まりました。
そりゃあ、当時は給料が低くて初年度の年収は300万円も行かないし、
22歳の新卒の小僧にタメ口を使われたり屈辱も味わったりしましたが・・・。
それでも、就職先はあります。
これまでの人生が失敗続きだったり、後悔することがたくさんあっても、
これからの人生が同じとは限らないし、全然うまくいきます。
少なくとも、30歳を超えて社会人経験が無くても、就職は普通にできます。
34歳で未経験の法務に転職する
僕は、34歳のときに企業法務に転職しました。
最初に就職した会社では正社員派遣として、
物流管理の事務だったり、携帯会社で事務をやっていました。
派遣元の会社では正社員扱いでしたけど、
実際に働いている会社では派遣社員でした。
一生懸命働いてはいたけど、できるようになったのはエクセルだけ・・・。
この会社で働いた3年間を振り返って、
思うことはこれだけだったんですよね。
あと、派遣社員というだけで馬鹿にする人もいました。
「なんで派遣社員なんかミーティングに参加してんだよ」
なんて言う人もいました。
派遣社員とか、契約社員とか、正社員とか、差別を無くすことを訴えてますけど、
現実はこんなものですよ。
すげー悔しかったですけど、
実際に僕ができるのなんてエクセルの関数くらいなので、
そりゃ仕方ないんだろうな・・・と思いました。
けど、この先もこれは辛いな、と思ったので、
「30代後半は、専門性を身につけたい!」
でもって、そんな失礼な人たちを見返してやろう。
そう思って、転職を決めました。
そして、どんな専門性を身につけようか?
と考えたときに思いついたのが、法律でした。
僕の人生で一番長い時間を費やしたのは、法律でしたから。
大学・大学院で計8年法律を勉強し、
司法試験も3年受験したわけです。
だから、未経験でしたけど、企業法務を志望して転職活動をしました。
転職活動はかなり苦戦しましたけど、なんとか滑り込み、
ECサイト運営会社で企業法務担当として転職しました。
未経験で法務に転職するのは難しい・・・
とよく言われましたけど、実際にできないことはないです。
法務にキャリアチェンジを希望されている方は、
やってやれないことはないですよ。
念願の法務に転職できたけど、1年で転職
せっかく念願の企業法務に転職できましたけど、
結局、1年で転職することに決めました。
会社の業績不振とか、会社にうまく馴染めなかったとか、
いろいろな理由がありましたけど、
一番の理由は、
「俺、もっとやれるな」
という気持ちがあったからです。
「法務経験1年なんて使い物にならねーよ」
なんて意見もあるでしょうし、実際に言われたこともありますが、
それでも、もっとハイレベルな環境で仕事がしたいと思いました。
あと、これは転職活動の中でわかったことですが、
1年間法務で働いても、たしかに一人前にはなれないかもしれませんが、
1年間法務で働けば、確実に人から評価されるものは身につけられますよ。
「経験が浅いから・・・」と二の足を踏んでいるのなら、
自信を持っていいと思います。
2回目の転職で給料が爆上がりした
大学院を卒業してから、いろいろ経験しましたが、
今はメーカー企業で法務を担当しています。
望んでいたとおりのハイレベルな環境で、
以前より緻密な契約書の作成を求められるし、
カバーしなければならない法律も多いです。
ですが、やりがいは感じるし、
どんどんスキルアップしている実感もあるし、
何より給料が爆上がりしたのがうれしいですね。
転職エージェントも、
「こんなに上がるとは思いませんでした(笑)」
と言っていましたので、かなりのイレギュラーです。
僕自身もこんなに上がると思っていませんでした。
(当初の目標は、良くて450万、悪くて400万円)
給料が上がったのは、それなりの大企業に転職したからだと思います。
2回目の転職では、ベンチャーも中堅企業も大企業も受験しましたが、
会社は各々の段階で考え方が全然違います。
大企業の方が資金も潤沢にあるし、
給料も将来を見越して出すということができるように感じました。
一方、ベンチャー企業は資金は常にカツカツです。
(基本的に赤字ベースですから・・・)
だから、大企業は現状のスキルに関わらず、
平準化して(年齢だとか)給料を出すことができるので、
僕のような経験の浅い法務でもそれなりの給料をもらえます。
一方で、ベンチャー企業は現状のスキルが高くて
会社が求める重要な役割をこなせる人でなければ、
高い給料を出すことはできません。
たとえば、
IPOの責任者をこなせる経験豊富な人であれば高い給料を出すけど、
未経験の法務担当社には最低限の給料しか出せません。
僕は、キャリア上、一度は大企業に勤めるべきだと思いますし、
できれば、経験の浅いうちは大企業にいるべきだと思います。
それは、実力が無いうちは、
大企業の方が保護してくれやすいからです。
そして、法務は大企業に転職しやすいです。
僕は大学生のとき、法科大学院に進学せず、就職しようと
就職活動を行いました。
けど、そのときは全然内定がもらえず、
100社くらい受けたのにブラック会社しか
内定がもらえなかったのですよね・・・。
そんな僕が大企業にすんなりと転職が決まったのは、
法務という少し特殊な業務を担当していたからです。
なので、経験の浅い法務担当者で、転職を希望されている方は、
大企業への転職を考えてみるのがおすすめですよ。
これからの法務のキャリアデザイン
これまでの僕の経歴をざっくりお伝えしました。
法科大学院を卒業して司法試験を受験した
↓
社会人経験を3年間積んだ
↓
ECサイト運営会社の法務部で1年間働いた
↓
メーカー企業の法務で勤務中
これからどうしていこうか・・・
というのは、未定です。
今の企業で勤め続けて管理職を目指すのもいいし、
10年働いた後にベンチャー企業で法務部の立ち上げに携わるとか、
IPO準備中の会社でIPOに携わるというのも面白そうです。
法務って地味に思われがちですが、
実は業務が多岐に渡るダイナミックな業務です。
法務は面白い仕事なので、
法務の面白さやどのようなキャリアがあるか、
ということをこのブログで伝えていきたいと思います。
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